授業の概要・到達目標
成人の学習とジェンダー
人間の生涯は、成人である期間が子ども・若者である期間よりもはるかに長い。子ども・若者期における学習は生涯にわたって大きな影響を及ぼすものの、成人として生きながら学び続けなければ、あらゆる問題に対峙していくことは難しい。特にジェンダーは、社会で生きていくうえで、また子ども・若者に責任ある立場としても、実践的にそして反省的に学び続けなければならない。この授業では、ジェンダーをめぐる社会状況とその中で生きていく成人としてのジェンダー学習について学ぶ。
【授業概要】
労働者として、親として、パートナーシップを築く存在としての成人の立場からジェンダー学習について、実践事例を通じながらその意味を理解してもらう。また、履修学生も若者と成人の過渡期にある中で、自らのジェンダー観と社会との関係を探求してもらう。
授業内容
第1回:この授業の進め方・内容・評価について
第2回:日本社会におけるジェンダー構造の概観
第3回:親の視点からの子育てとジェンダー
第4回:子どもの視点からの子育てとジェンダー
第5回:子どもを育てて自分を育てる:公民館実践から
第6回:職場とジェンダー:ハラスメント、役割分業から
第7回:「ワーク・ライフ・バランス」という考え方にみるジェンダー
第8回:男性学の視座から
第9回:性暴力について
第10回:セクシュアル・コンセントを学ぶ取り組み
第11回:ジェンダー教育と市民活動
第12回:小レポート発表会
第13回:授業のまとめ
第14回:授業内評価
履修上の注意
・自らのジェンダー観と授業内容を、グループワークを行う。他者の声、自分の声を聴くことを通して授業内容を深めてもらう。協力的な参加を求める。
準備学習(予習・復習等)の内容
教科書
参考書
成績評価の方法
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