Oh-o! Meiji

シラバス

年度 2019 年度
授業科目名 (前)理工学研究科  機械工学研究1
担当教員 石原 康利  教授 単位数 2
開講日 春学期集中/その他/その他 キャンパス 生田
科目ナンバー
未設定
主催区分 授業形態 2:演習・ゼミナール
学問分野(大区分) 授業言語 J:日本語
レベル
学問分野(小区分)

授業の概要・到達目標

 学部教育で身に付けた知識・技術に基づき,新たなシステムを創造するための研究・開発の方法を学ぶ。特に,観測対象の情報を非破壊・非侵襲に計測し可視化することを目的とした研究テーマに取り組み,理論的解析や数値解析を行った後,試作システムによる提案手法の実証を行うことで,論理的に思考する能力,自ら問題を発見しそれを解決していく姿勢とその方法論を修得し,プロジェクト研究の推進能力を身に付ける。
【到達目標】計測・画像処理システムの基礎知識・応用技術を修得し,独創的な研究として発展させる。
【基本キーワード】デザイン能力,プレゼンテーション能力,ディスカッション能力,問題発見能力,問題解決能力,グローバルな視点

授業内容

第1回a:イントロダクション
第2回:研究テーマの策定
第3回:先行研究論文調査(1)
第4回:先行研究論文調査(2)
第5回:調査論文のまとめ・報告・議論
第6回:研究進捗状況に関する報告書の作成・発表及び議論(1)
第7回:研究進捗状況に関する報告書の作成・発表及び議論(2)
第8回:研究進捗状況に関する報告書の作成・発表及び議論(3)
第9回:研究進捗状況に関する報告書の作成・発表及び議論(4)
第10回:研究進捗状況に関する報告書の作成・発表及び議論(5)
第11回:研究進捗状況に関する報告書の作成・発表及び議論(6)
第12回:研究進捗状況に関する報告書の作成・発表及び議論(7)
第13回:研究進捗状況に関する報告書の作成・発表及び議論(8)
第14回:研究中間発表会

履修上の注意

 本講義科目は,計測工学や画像工学に関連しているため,これらに関連した科目を履修していることが望ましい。

準備学習(予習・復習等)の内容

 毎週の報告会において,進捗状況・問題点が明確になるように資料を準備しておくこと。
 報告会の議論に基づき,基礎的な検討はもとより,独創的な研究推進に努めること。

教科書

 特に指定しない。
 個々のテーマに即した学術文献等を自ら探索・調査する。

参考書

 特に指定しない。

成績評価の方法

 評点の配分割合は,下記のとおりとする。
  1.研究内容:40%
  2.発表能力:30%
  3.学習態度:30%
 以上の合計点(100点満点)で総合評価し,60点以上を合格とする。

その他

 オフィスアワー
 1.相談時間:常時
 2.連絡先:計測工学研究室 部屋番号 5104号室
    E-mail:y_ishr@meiji.ac.jp

指導テーマ

 研究テーマの概要は,下記のとおりである。
(1)非侵襲血糖値計測システムに関する研究
 採血することなく血糖値を計測するために,光音響分光法に基づく計測システムを研究・開発する。
(2)ユビキタス・ハンディMRIシステムに関する研究
 持ち運び可能なMRI(磁気共鳴診断装置)を研究・開発する。
(3)磁性ナノ粒子を用いた『がん』の超早期検出システムに関する研究
 体外から照射した電磁波によって,『がん』に集積した磁性ナノ粒子から信号を収集し,『がん』の位置を検出するシステムを研究・開発する。
(4)『がん』の温熱治療システムに関する研究
 『がん』を加温して治療する温熱治療システム(ハイパーサーミア)において,病巣部のみを治療するための局所加温システムを研究・開発する。
(5)非侵襲温度分布計測システムに関する研究
 生体内部の温度分布を体に傷をつけることなく計測するシステムを研究・開発する。
(6)3次元形状検出・計測システムに関する研究
 内視鏡システムで撮像される2次元画像等から3次元形状を検出するための画像処理システムを研究・開発する。
(7)超解像画像処理手法に関する研究
 経鼻内視鏡やカプセル内視鏡などの画像から鮮明な超解像画像を再構成する方法を提案する。

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