Oh-o! Meiji

シラバス

年度 2019 年度
授業科目名 理工学部  応用計測工学
担当教員 石原 康利  教授 単位数 2
開講日 春学期/月曜日/1限 キャンパス 生田
科目ナンバー
未設定
主催区分 授業形態 1:講義
学問分野(大区分) 授業言語 J:日本語
レベル
学問分野(小区分)

授業の概要・到達目標

 この科目は学位授与方針に定められた A(幅広い基礎知識と応用能力)に関与する。
 科学技術の進歩に伴い,計測技術も著しい発展を遂げており,多くの分野でその重要性が増している。各分野において対象とする物理量・信号等を必要な精度で測定するためには,測定法の原理や測定器の性能・扱い方等を理解しておく必要がある。ここでは,計測システムにおいて基本要素となる各測定器の動作原理・性能について講述する。また,センサ工学の基礎となる計測信号の各種変換について解説し,計測に関する基本事項の理解を深める。
【到達目標】機械情報分野における各種物理量の測定は不可欠であることから,計測手法の基礎的な事項を修得し,多様な計測に対応して有効な計測技術を利用できる能力を身につける。
【基本キーワード】測定法,不確かさ,センサ,AD 変換器,信号変換,信号処理

授業内容

[第1回 a] イントロダクション・計量標準と単位量の体系
[第2回] 計測の基礎(誤差と精度・不確かさ)
[第3回] 長さ・角度の測定
[第4回] 画像計測の基礎
[第5回] 力・圧力の計測
[第6回] 温度・湿度の計測
[第7回] 流量・流速の計測
[第8回] 時間・速度の計測
[第9回] 演習・解説
[第10回] 電気計測の基礎
[第11回] 電磁気学に基づいた計測の原理
[第12回] 電子回路の基礎
[第13回] AD 変換器の基礎
[第14回] ディジタル信号処理の基礎

履修上の注意

 本講義の基礎となる『基礎計測工学』を履修していることが望ましい。また,本講義科目は,機械・流体・熱力学に関連した物理量及び誤差論を扱っており,『機械力学』,『流体力学』,『工業熱力学』,『数値処理演習』と関連が深く,これらの科目を履修することが望ましい。

準備学習(予習・復習等)の内容

 講義資料を Oh-o! Meiji にアップロードするので,予習のうえ講義に出席すること。また,講義中に出題される演習については,復習を重ねて理解を深めること。

教科書

 特に指定しない。重要事項を板書及びパワーポイントを用いて提示するので,ノートに書き留めることを推奨する。

参考書

 「計測工学入門」中村邦夫編著,森北出版
 「計測システム工学の基礎」西原主計ほか,森北出版
 「計測技術の基礎」山崎弘郎ほか,コロナ社
 「誤差解析入門」J. R. Taylor,東京化学同人

成績評価の方法

 理解度を確認するため講義時間中に適宜演習を行う。評点の配分は下記のとおりとする。
1.期末試験:50%
2.演習・レポート:50%
 以上の合計点(100点満点)で総合評価し,60点以上を合格とする。

その他

 オフィスアワー
1.相談時間:講義終了後
2.連絡先:計測工学研究室 部屋番号 5104号室
  E-mail:y_ishr@meiji.ac.jp

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