授業の概要・到達目標
本科目は,「学習教育目標(B-1)工学基礎(情報)」に重要な科目である。
本講義では,情報を発信するための,工学文書の記述方法とデータ処理の仕方の基礎を学んだ後,表面からは見えにくいコンピュータの重要な役割とソフトウェア,それを実現するためのコンピュータ言語およびプログラム手法について学ぶことを通じて,コンピュータを道具として利用するための基礎知識と技術の修得を目標とする。
尚,本講義は情報処理実習1と密接にリンクしている。
また,本講義によって身につけた知識は以下の科目等の理解を補助する。
実験工学・演習,弾性力学 FEM,機械設計製図2,メカトロニクス実習,コンピュータ機械工学,機械工学実験1及び2,制御工学1及び2,機械力学,ロボット工学,その他レポートの提出が要求される科目,ゼミナール,卒業研究,大学院での研究,企業での報告書作成など。
授業内容
[第1回] コンピュータとは。機械とコンピュータコンピュータの役割。
[第2回] プログラミング言語入門。プログラミング言語とは
[第3回] 変数,メモリ,二進数変数とは。メモリとは,二進数の計算方法
[第4回] 制御文~条件分岐と繰り返し複雑な構造を表現する制御文
[第5回] 制御文~条件分岐と繰り返し複雑な構造を表現する制御文
[第6回] 配列
[第7回] 配列
[第8回] 文字と文字列
[第9回] 関数
[第10回] ポインタとアドレス
[第11回] ポインタとアドレス
[第12回] ポインタとアドレスポインタによる高度なプログラム表現
[第13回] 構造体異なる種類のデータを同時に扱う手法
[第14回] まとめ
履修上の注意
情報処理・演習1と連携して講義を進めるので,本講義を情報処理・演習1と同時に履修することが強く望まれる。
コンピュータ言語も「語学」と同様,数多くのトレーニングを経なければ上達しない。このため,毎回レポート課題を課す。毎回の講義内容は,その回毎に自力で出来るようになることが要求される。個人個人の達成度を的確に評価するため,中間および最終回に実技試験を行う。
準備学習(予習・復習等)の内容
教科書
参考書
ハーバートシルト,独習 C,翔泳社
ハーバートシルト,独習 C++,翔泳社
成績評価の方法
演習(30%)と試験(70%)により評価する。講義内容60%の理解を合格基準とする。
その他
オフィスアワー 月曜日 14:30~16:10
ロボット工学研究室:D103 「情報と計測・制御」
基本キーワード:計算機利用の基礎(16時間)
個別キーワード:数式処理(3時間),プログラム言語(18時間)
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