授業の概要・到達目標
この授業は講義科目データ構造とアルゴリズム2の内容を,実習を通じて実践力として身につけることを目的としている。各テーマに対していくつもの側面から実験・実習の作業を行うことにより,深い理解と柔軟な応用力を獲得することを目指す。
授業内容
実習の授業形態は,データ構造とアルゴリズム実習1と同様である。
[第1回] AWT による2次元グラフィックスとグラフの表現(その1)
[第2回] AWT による2次元グラフィックスとグラフの表現(その2)
[第3回] AWT による2次元グラフィックスとグラフの表現(その3)
[第4回] グラフの探索(その1)
[第5回] グラフの探索(その2)
[第6回] 凸包(その1)
[第7回] 凸包(その2)
[第8回] 凸包(その3)
[第9回] 凸包(その4)
[第10回] 最小全域木(その1)
[第11回] 最小全域木(その2)
[第12回] 多角形の重み最小三角化(その1)
[第13回] 多角形の重み最小三角化(その2)
[第14回] 多角形の重み最小三角化(その3)
履修上の注意
データ構造とアルゴリズム1およびデータ構造とアルゴリズム実習1を履修済みであることを前提としている。
特に,プログラミング言語 Java を自由に使いこなせるようになっていないと,この授業内容を消化することは難しい。Java の理解とスキルが十分出ない場合には,実際のプログラミングを通じて十分なものにしておくこと。
準備学習(予習・復習等)の内容
予習:各回の課題は,当日の2日前より公開されるので,あらかじめ目を通して,準備をして当日臨むことが望ましい。
復習:課題は,それよりも前の課題の上に積み上げることが多いので,提出後も理解が確実になるまで復習する必要がある。
成績評価の方法
毎回,作成したプログラムを提出し,その合計点によって評価する。
プログラムは,全体を自分で作成する場合と,下敷きプログラムが提供されて未実装部分を実装する場合とがある。
いずれの場合にも,自分の作成したコードの各部に対して十分なコメントを付すことを求める。コメントは,ソフトウェアのメインテナンスのために必要な情報を提供するという意味に加えて,この場合は採点者に自分の理解を示すという意味を持っている。
したがって,プログラムは正しくてもコメントの不十分な提出に対する評価は低く,特に自分の言葉によるコメントのない提出は0点になることもある。
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