Oh-o! Meiji

シラバス

年度 2017 年度
授業科目名 理工学部  データ構造とアルゴリズム実習1
担当教員 玉木 久夫  教授 単位数 1
開講日 春学期/木曜日/3限 キャンパス 生田
科目ナンバー
未設定
主催区分 授業形態 5:実習
学問分野(大区分) 授業言語 J:日本語
レベル
学問分野(小区分)

授業の概要・到達目標

 この授業は講義科目データ構造とアルゴリズム1の内容を,実習を通じて実践力として身につけることを目的としている。各テーマに対していくつもの側面から実験・実習の作業を行うことにより,深い理解と柔軟な応用力を獲得することを目指す。

授業内容

 実習内容は,おもにアルゴリズムの実装と実験である。そのためのツールとして,プログラミング言語 Java 及び,統合プログラミング環境 Eclipse を用いる。
[第1回] Eclipse の使用法,配列と変数
[第2回] 素朴な整列法
[第3回] クイックソート(その1)
[第4回] クイックソート(その2)
[第5回] クラスとオブジェクト
[第6回] 文字列のソート
[第7回] オブジェクトのソート
[第8回] 集合インターフェイス
[第9回] 集合:配列表現
[第10回] 集合:リスト表現
[第11回] 集合:2分探索木(その1)
[第12回] 集合:2分探索木(その2)
[第13回] マップインターフェイス
[第14回] マップの2分探索木表現

履修上の注意

 「データ構造とアルゴリズム1」を同時に履修することが望ましい。また,Java の基礎として「オブジェクト指向プログラミング」を同時に履修するか,既に履修していることが望ましい。
 一年次に学習した C 言語における,関数(とくに再帰呼び出し),構造体,ポインタなどの概念は,この授業を履修する上で必須の基礎である。これらの理解が完全でない場合は,実際のプログラミングを通じて完全にしておくこと。

準備学習(予習・復習等)の内容

予習:一年次に学習した C 言語における基礎概念(変数,場合分け,配列,繰り返し,関数とその再帰呼び出し,構造体,ポインタ)について,授業開始に先立って復習して確実に習得しておくことが必要である。特に,一年次に学習したレベルのプログラムについては,その動作を紙の上で追うことが確実にできるようにしておくこと。また,各回の課題は,当日の2日前より公開されるので,あらかじめ目を通して,準備をして当日臨むことが望ましい。
復習:課題は,それよりも前の課題の上に積み上げることが多いので,提出後も理解が確実になるまで復習する必要がある。

成績評価の方法

 毎回,作成したプログラムを提出し,その合計点によって評価する。
 プログラムは,全体を自分で作成する場合と,下敷きプログラムが提供されて未実装部分を実装する場合とがある。
 いずれの場合にも,自分の作成したコードの各部に対して十分なコメントを付すことを求める。コメントは,ソフトウェアのメインテナンスのために必要な情報を提供するという通常の意味に加えて,この場合は採点者に自分の理解を示すという意味を持っている。
 したがって,プログラムは正しくてもコメントの不十分な提出に対する評価は低く,特に自分の言葉によるコメントのない提出は0点になることもある。

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